細かく分類すると、じんましんの原因は100種類以上もあると言われています。代表的なものをあげると、
1.風邪による免疫機能の低下
子供に多いじんましんの原因に風邪があります。免疫機能が活発になることで、子供の皮膚の方がじんましんを発症しやすい状態に変化してしまうためです。
2.食物摂取によるアレルギー
食物では卵、牛乳、チーズなどの乳製品、サバ、マグロ、サンマなどの魚類、エビ、カニなどの甲殻類、貝類、豚肉、牛肉、鶏肉などの肉類、大豆、小麦、ソバなどの穀類、ジャガイモ、トマト、キャベツなどの野菜類、リンゴ、メロンなどの果物がアレルギー性のじんましんを起こしやすいです。
3.直接的な皮膚刺激による発症
する、掻く、つねる、刺す、触れるなど、直接的に皮膚を刺激した場合や、温かい、寒い、熱い、冷たいといった温度の変化や、日光や汗などの自然物質などが蕁麻疹(じんましん)の原因になります。
蕁麻疹(じんましん)の治療は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服が第1選択です。抗ヒスタミン剤の外用も効果があります。効果が少ない場合は、さまざまな抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬を組み合わせたりしてお体に合うお薬を探してゆきます。
じんましんが出ている時はアルコール摂取、熱いお風呂、激しい運動、ストレス、引っ掻く・こする事などを避けましょう。魚介類・肉類はなるべく新鮮なものを食べ、食品添加物は少なくしたほうがよいといわれています。